ペンタコンシックス 覚書 02

ペンタコンシックスを持つ友人がもう一人いるのでその友人と話をした。

その友人のペンタコンシックスはバルブがきかない不良に悩まされていたので、二つともばらして中を観察しようという話になった。

一度ばらしてるので気楽にばらしていく。マウントをはずすのが若干コツがあり、単にネジをまわしただけでは外れない。ネジをいくら回しても空回りするだけになる。空回りを始めたらそこでネジ回りを軽く叩いてマウントを軽い力で数回反時計回りにひねる。するとネジの引っかかりが外れてマウントはするすると回転するのでそのままはずす。

友人はこのマウントはずしでつまづいたらしく私のやり方を見てふーんという顔をしていた。

友人のペンタコンシックスは私のよりも後期タイプで作りに若干違いがあった。まず、ペンタコンの刻印であるが、友人のは裏面まで文字が浮き出てるのに対して私のはなかった。

トップカバーのパックマンのような形の部品があるが、こいつも中身が違った。友人のはストッパーのような部分が突き出たようになってるのに対して私のはかなり自由度の高い部品の形をしている。また、ファインダーを置く場所の4点あるネジの形状も違っていて、私のは台形だったが、友人のは円形だった。

内部も少し違っていて、私のスプリングはちょっと特殊な形状だったが、友人のは素直なよく見る形のスプリングが使われていた。

さて、バルブの問題だが、それはシャッタースピードダイヤル側にある二か所のネジをいじることで解決した。下にスプリングがかましてある場所だ。

このどちらかを適当に緩めたり締めたりしてバルブの様子を観察すると右側のネジを緩めることでバルブが開くようになった。なんで治るのかいまいちよくわからなかったが、とりあえず治ったということで終了。

私のペンタコンのコマ広がりは結局どうしようもなかった。トップカバーのシャッター巻き上げ終点にある突起の皮をはがすと偏心ネジになってるのに気がつく。ネジを中心にこの突起はぐりぐり動くことでシャッターのストップ位置を微調整できるようになってるらしい。

だが、これによってできる調整は本当にわずかで微妙に駒が重なるとかそういう人には有効だが、私のように間隔の開きが大きくて10枚しか撮れないような個体にはあまり意味がない。

友人のペンタコンは完全復活したが、私のは結局また開けてみただけで終わってしまった。悔しいので友人の持ってきたカメラ用の高いグリスでグリスアップをちまちまとして閉じた。


忙しそうなふりをする人

大したことはしてないのに、さもそれが大変で忙しそうに偽装する人たちがいる。

これはちょっと社会に出てみればいろんな職場で見かけることが可能だ。そしてそういう人はとにかく自分はあれをしたこれをしたと周囲に吹聴しまくるのも特徴である。

自分を特別模範的な人間だと信じ、とにかく周囲にそれを認めさせたくてしょうがない。で、こういうのが陰でこっそり悪さをしてたりする。

このタイプは人の失敗には異常に敏感で、これまた大声で聞えよがしに大騒ぎする傾向がある。たいして、自分の失敗についてそれが多大な迷惑をかけて指摘されても聞こえないふりをしたりするのが常だ。

私はこの手の人と出会うと虫唾が走るほど嫌悪感が起こる。こういう人は周囲からはがんばりやさんで通ってたりするのであるが、ちょっと距離を置いてみていると上記のような行動が目立つ。

私一生けん命やってます!と見せびらかすように働いてる人がいる。こういうのが忙しぶる典型的なタイプで、本当に仕事をしてる人はそんなことを吹聴したりしないし、黙々と作業をこなしていくものだと思う。

昔、肉体労働のバイトをしていた頃、この両極端なタイプを同時に見る機会があって非常に興味深かった。一人は常にせわしなく無意味に動き回っていて、こっちが少しでも息を抜いてるとなんだか悪いことをしてるように感じさせる人だった。そして、何か終わるたびにそれをいちいち周囲によく言えば報告、悪く言うと手柄話のように語る。

もう一人の人はひっそりと確実に仕事をしているタイプでこっちが抱えた仕事も気がつくとその人がやってくれてたりする。別にそれをいちいちやっておいたよなどといいに来るわけでもなく、こっちが気がつくと ああ、あれはもう済んだ とつっけんどんに言い放って去る。

最初の頃はずいぶん愛想のない人だなと思ったが、しばらくしてその人は周囲に常に気を配って誰かいっぱいいっぱいになってると何も言わずに手伝ってる人だというのに気付いた。

こういう人が今はえらく減ってしまって、がんばりやさんに偽装した人の方が増えてるなと最近思う。

話は変わるが、民主党の行動を見てるとちょっとこのがんばりやさん偽装を思い出したので書いた。がんばってるように見えて案外大したことはしてなかったり、そんなことはないことを願う。

中国の結婚式

日本では結婚式に出席する時フォーマルな格好をするのは常識だが、中国では日本で言うと寝起きのような格好で出席するのが珍しくない。

中国人の結婚式写真は大きく分けて二つあり、一つは町中で大きなキャンペーンのように展開しているアルバム写真である。これが中国の結婚写真の大本命だと思って間違いない。

このアルバムは見たことのある人はわかると思うが、ものすごい演出が図られていて日本人が見るとちょっと引いてしまうような代物である。

中国人はデジタル修正を思いっきりやる傾向がある。さらにその処理も多分同じようにやってるので、どの人のアルバムも同じような写真が並ぶ。

ここまで自然な写真を拒否する傾向も珍しいというか、とにかく作為的で極度の演出を中国人は好むのだ。

夢の世界のようなアルバムを作成する一方で現実の結婚式はとんでもなくリアルな中国人風景が展開する。

野良仕事の帽子をかぶったままの老人や、ジャージ姿の若者、もう捨てる一歩手前か?というような服を着てる人多数。

テーブルの上にはペットボトルがドカンと置いてあり、普通の食堂の風景と変わらない。

アルバムと実際の結婚式のギャップが激しい。このあたりに中国人の価値観というか日本人とは全く違う世界があるように思う。

私は大連の会社に働いたとき、ネクタイなどきちんとした身なりで仕事をすることがどれほど職場の雰囲気を変えてしまうのか思い知ったが、結婚式もまた然り、ここまでラフな格好の結婚式は全然儀式としての重みもないし、やっぱりみんなフォーマルにやってこそこういう儀式は成立するんだなあと思った次第。

こんな風景なので、式の最中に写真を撮る中国人は少ないようだ。私は貧乏人だが、さすがにこの風景の中に親戚を呼ぶ勇気はない。出席してもらってこんな風景が展開してたら多くの日本人はどこかの忘年会か宴会会場に間違えて入ってしまったと思うのではないだろうか。

中国の選挙のようなもの

風邪をひいた。新型インフレンザかどうかよくわからない。個人的にはどうでもいいが、ついさっき母親から電話があり、この話をすると治るまでこっちに来るなとのこと。まあ人にうつさないようにしばらく引きこもろうと思う。

で、最近大連の彼女から聞いた話。

彼女の会社ではこの間人民大会への遼寧省代表だかなんだかよくわからないが、誰かを選ぶための投票紙のようなものが配られたという。

毎年やってるのだか何だか彼女もよく覚えてないらしい.その紙が何なのかさえ彼女はよく知らない。するとそこには複数の人の名前が並び、それをマークシートのような形で2人選ぶ形式だったようだが、はじめからもう2人の人物の部分が黒く塗りつぶされていたという。

つまり、最初からマークされたマークシートを配ってるわけで意味のない投票紙が配布されてるらしい。

そこ以外にマークしてもそれは無効票になるらしく、最初からがっちり決まったものなのだ。

なんでこんな無意味なことをしているのかそれは中国政府に聞かないとわからないが、なかなか味なことをするなと面白く思った。

まあ日本の選挙もある意味似たようなもので、選ぶ人がいなくて仕方ないのでこの人に投票しているなんて人も多いだろう。現代の選挙というのはこの中国のは極端だが、結局どこの国も破綻してるシステムだと個人的に思う。

私はというと一生選挙権を放棄してる人だ。よくマスコミで一番ダメなタイプの国民として言われる典型だが、私は積極的に投票には行かない。できればみんな行かなければいいのにとさえ思う。投票率が数パーセントで当選してもそれは選挙なのかという根本的な議論になってくれた方が面白いから。

世間では民主党が正義、自民党が悪というような風になってるような気がする。確かに自民は国民をなめきってたというかどうしようもない構造を作ってしまったかも知れないが、民主をあまりにも正義のように扱う風潮は嫌な感じだなと思う。

国民はもう茶番のような馴合い政治にうんざりしてるのではないか。

RTS3にDK17Mをつける

最近購入したRTS3、ファインダーに特に不満はないのだが、ネットでみかけたNIKONのDK17Mをつけられるというのを聞いて購入してつけてみた。

価格コムなどでは最安が3700円ぐらいするが、ジョーシンというところでは2200円で売っている。注文してから確認メールなど一切なかったが、2日後に届いた。

日本の梱包は大袈裟だなといつも思う。こんな小さな部品が大きな箱で送られてくる。いっそのこと定型外で発送してほしいぐらい小さな部品だ。

早速つけてみる。つけるのは簡単で、そのままねじ込める。つけてから覗いてみると私はメガネ使用者だが、シャッタースピード表示が見えないというのはなかった。というよりもつける前と付けた後の違いをそれほど感じられなかった。

本当に少し大きくなってるのか?と外してみたりつけてみたりとしてみたが、確かに若干ファインダー像は大きくなってるものの、別になくてもいいじゃんというのが個人的な感想。

RTS3のファインダーはぼろくそに言われているが、そんなにひどいかな?と思う。私は85の1.4とか大口径レンズは確かに外すこともあるが、それはどのカメラでも似たようなヒット率で、まあ大口径というのはピンが浅いのでこんなものかと割り切っている。

このマグニを購入してから撮影したポジが今日上がったのでそれ以前のポジと比べてみたが、こいつを使う前でも十分にピンが来ていて、こいつをつけたからといって何か楽になったとは感じなかった。

無駄な散財をしてしまったかも知れないが、ほかのカメラで使う機会もあるだろうと思う。
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Author:GADO TOKYO
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