大連人の新型インフルエンザ

中国政府が公式に発表している新型インフルでの死者数は少なすぎるというのでまた隠蔽してるのかとあれこれ言われているが、これはもうこの国の体質なので仕方ないことだ。

実際、大連の彼女は新型インフルの報道などほとんど見ることはないらしく、彼女の会社では高熱を出してたくさんの社員が休んでいるそうだが、誰もそれを新型インフルだとは思ってないらしい。

ほとんどの人は新型インフルにかかっても数日で回復するらしいのでこの程度の感覚で十分といえば十分だが、医療機関もない農村部の中国人にとっては相当怖い病気だろうなと想像する。


さて、最近は日本でも結核に関するCMが流れているが、大連では結核は珍しくない病気だ。彼女の会社の部署でも数人が結核と診断されて治療中らしいし、私の元生徒さんの弟さんも結核で入院治療中だと最近聞いた。

あまりに立て続けに聞いたので大連では結核は珍しくないの?と聞くと珍しくないとの回答を得た。

結核は完治しない病気でいわば病気を眠らせるような形で治療というのを聞いたことがある。つまり、結核患者は爆弾を常に抱えてるようなもので、阿刀田高という作家のエッセイでは治療から数十年たった今もまた再発するのではないかと恐怖心があるという。

大昔に結核だった人が今老人になって結核を人にうつし出してるというのが今の日本の現状だが、中国ではとにかく感染症に対する無知というか日常の日衛生さからこうした病気がいつまでたってもなくならないのだろう。新型インフルエンザにしてもそれがどれほどある特定の質病を持った人に対して重症化を発生させるかという認識は全くないから、それが新型インフルかどうか、そしてそれを人にうつさないようにするという意識は全く感じられない。

中国はさらに厄介なことに糖尿病患者の数がとんでもなく多い国だ。ある程度以上の年齢の中国男性はほとんど糖尿なのではないかと思うぐらい珍しくない。新型インフルは今の糖尿病患者に対して感染すると重症化する可能性が高いのは日本ではよく知られている。

こうした状況から考えても見ても中国での新型インフル死者数は相当数になるはずなのだが、そういう話は出ていない。不動産バブルもそうだが、実際の給料など国民の収入は全然増えていないのに価格は上昇し続けるという不思議な展開と同じように実態は不透明だ。

現在北京での不動産価格は年収の27倍に相当するという。飲まず食わずで27年分である。あの中国の不良建築が日本円で4000万以上するというのだから驚きだ。しかもただの集合住宅である。

不動産関係者もこれはバブルだと認めてるぐらいなのだが、彼女を含めた80年後世代はそうした見解を全く知らないし、疑問にも思っていない。

どんなに身近なこと、病気でも一番の関心の不動産でも客観的なデータを集めておかしいと思うような習慣がないとしか思えない。

いろんな意味で何か想像力の決定的な欠如があるようにおもう。

未来の大連

先日大連に住む友人から未来の大連はこんな風だ!というようなメールをいただいた。送られてきた画像を見て昨年沈没したドバイを思い出す。

ドバイの光景がすごいことになってるというのは友人からしょっちゅう聞かされていて、実際すごかった。今では兵どもの。。という祭りの後状態であるが、大連の未来予想図はそれに似ている。

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未来予想図2


未来予想図1


個人的にはまず基礎インフラをどうにかして、もっと交通渋滞を減らす努力と、ちょっとした雨で道路があちこち川のようになってしまうような状況をどうにかしてほしいものだと思っている。

さて、この大連の未来予想図どんな結果になるのか楽しみである。




上海ディズニー建設に思う

上海にディズニーランドが建設されるらしい。で、毎度のことだが、個の建設予定地の住民は立ち退きを余儀なくされる。これは北京五輪でもそうだったらしいが、中国ではこういう規模のプロジェクトの場合強制的な立ち退きは当たり前らしい。

中には居座る人たちもいて 钉子户 と呼ばれるそうだが、日本で言うと最後までごねまくって高い立ち退き料を目的とする人も多いそうだ。中国でこれはなかなか根性のいる行為で政府はさっさと水道、電気と止めていくらしい。実際生活できなくなるらしいが、それでもがんばるのだそうな。

現実には強制立ち退きといっても政府は結構な金を払って立ち退かせる。たとえば大連の場合、オリンピック広場は今度新しくスーパーになるそうだが、そこらへんのボロアパートの住民に50万元近くの立ち退き料を払ったらしい。この相場がはたして高いのか安いのかバブル状態の大連ではよくわからないが、北京五輪のときは平均70万元が支払われたそうなので上限はこのあたりなのかもしれない。

上海ディズニーの場合、農村部の人を立ち退かせるわけでこの人たちの年金は日本円で毎月1万円弱らしい。普段の生活は農産物でやっとのようだからこういう状況でしかも高齢の人たちが新しいところへ引っ越せと言われても困ってしまうだろうなと思う。

この話を大連の彼女にしたところ、彼女は政府がやることは仕方ないといい、お金を十分に貰ってもっといい場所に引っ越せるのだからいいではないかとのこと。私からすると高齢の農民だったら残された時間は住みなれた土地で暮らしたいだろうと思うのだが、中国人からすると金さえ払ってくれれば文句はあるまいというのが常識のようだ。

中国都市部の若い人と話しているとこうした中国政府の海外から見たとき横暴とも思える処置をかなり肯定的に捉えていることに驚かされる。

都市部の若者からするとこうした中国の大部分を占める農村部は中国の先進を妨げる汚点にすぎないようようだ。だが、貧しい農村部の人にとって半ば強制的な都市部への移住、もしくは地域の都市化は歓迎できるものなのだろうか。

都市部では学歴があってそれなりの就職があってはじめて生活が成り立つ。農村部の人たちは学歴もないのだから収入は農産物と少ない年金のみだ。すると都市化により収入を無視した物価上昇にさらされるだけでこれといったメリットは農村部の人たちにはないように感じる。

日本だと土地成金なんて言うのが大勢出現した。私の住んでいるこの調布にしても昔は武蔵野の片田舎であって、大した場所ではなかったようだが、高度経済成長期に土地価格は一気に上昇して地付きの農家はみな金持ちになった。

中国ではそういう風にならないらしい。政府の強制立ち退きにより金は払われるものの、その後その土地は価格が上昇するようだ。後出しじゃんけんのような理不尽さを感じるが、とにかく、計画的に土地価格は上昇させられる。それはあほでも予測可能なことだが、この儲かるプロセスに入れるのは一部の特権階級のみであって、日本のようにただの農民から大金持ちになるというようなことはないようだ。

私が一番不思議に感じるのは私の彼女を含めた若い世代がこのような政府の横暴や特定の人だけが儲かるシステムに全く疑問を感じていないことである。日本もある特権階級による理不尽な部分はもちろんあるが、とりあえず、みな問題意識は抱えている。中国の若者はこの点について、自国批判についてはかなり敏感で過剰な反応を示すが、一方で自国の悪い部分に対しては徹底的に目をそむけているように見える。

このあたりの中国人の姿勢を私は半分宗教じみた薄気味悪いものだと最近感じている。

大連で交通事故にあう

日本の交通感覚で行くと怪我をする国それが中国だ。ちょっと道路の状況を眺めているとわかるがみんな非常に危険な運転をしているので交通規則がないようにも思える。

信号が守られている場所もあるがほとんどの場所は全く利用されていない。というか信号無視を前提にした安全島なんてのが道路の中央にあるぐらいだからこれが中国の習慣なのだ。

私も大連で生活していて何度か車、特にタクシーにひかれそうになったことが数回ある。一番やばい運転をしてるのは何といってもタクシー、トラックの運転手なのだ。

で、先日私の彼女の部署ではないのだが、ほかの部署のお客さんがタクシーにひかれた。膝を複雑骨折、もう片方の足も指を骨折したらしい。複雑骨折と聞いて大変だなと思った。私の友人は20代前半のころにスキーで複雑骨折をやっていまだに足が不自由だからだ。

とにかくこの手の骨折は初期の処置次第でかなり違うというのをその友人から聞いていた。大連でこんな事故にあったらはたしてどうなるのか?

まずそのひかれた日本人は当然だが救急車を待った。だが、救急車は全部出払っていて無理だという。1時間待てとかむちゃくちゃなことを言われたらしい。そこで加害者側のタクシー運転手がなんとか車で病院に運んでくれたそうだが、両足を骨折してタクシーに乗ったこの日本人は定めし痛かったろうなと同情する。彼女の話によると中国ではこの程度の事故では救急車の優先順位が低いという。

外国人専門病棟でVIPルームに収まったこの日本人だが、今は中国で治療をするか日本へ帰って治療をすべきか悩んでるらしい。もう今日の時点で数日経過してるのでもしかすると日本へ帰国したかもしれないが、こういう怪我のときは確か付き添いなども雇う必要があったりして大変らしい。もちろんこうした手配は中国側が行うわけで彼女は自分の部署ではなくて本当によかったと言っていた。

責任の所在だが、タクシー運転手はその後まったく連絡が取れないそうなので、タクシー会社側に直接連絡を取るそうだが、このあたり彼女的にはたぶん何も対応してくれないだろうとのこと。

海外に行く時はこういうこともあるのでとにかく何重にも保険に入っていたほうがいろいろと安心だなと思った。

大連でウイークリーマンション?

大連に一ヶ月ぐらい滞在する日本人ビジネスマンは多いらしい。で、日本企業は単純に中国でウイークリーマンションやマンスリーマンションを現地企業に探させようとする。

だが、これは日本では簡単に見つけられるものの、大連ではそうそう簡単にはいかない。

私の彼女は最近日本から数週間滞在する日本人に一カ月契約で借りることのできるマンションを探してほしいと言われて途方に暮れている。

一応あるにはあるのだが、数年前と今では家賃が全く違うらしい。数年前は一ヶ月3000元前後だったが、今では一日240から300元もかかる。つまり、月にすると7000〜9000かかるということで、私もこの価格を聞いて驚いたが、日本よりも高いのだ。

さらに外国人に貸すときにはいろいろと面倒な手続きが必要で、こうした手続きを大家はやりたがらないし、さらに私も部屋を借りたときにやられたが、税金を払いたくないという都合上領収書を作ってくれないという大家が多い。

とにかく、日本側は気楽に頼んでくるが、大連側ではとても面倒で手間のかかる要求なのだ。そのくせ、日本企業は余計なコストをかけたくないというのでホテルを嫌がる。かといって上記の値段を聞くともっと安い物件はないのかとか無理を言いだす。

このあたり全く現地の事情を知らない日本人が無理を言いまくってるわけでつくづく彼女の仕事は大変だと思う。

なんで日本人がホテルではなくてマンションを使いたがるかといえば、自分で自炊できるからというのと、気軽に売春婦を連れ込めるからだと日本人に直接言われたらしい。

これを聞いてあほかとおもったが、領収書も出せないようでは会社に提出することもできないのだから、そんな個人的な都合でマンションを借りたいなんて話は無視してさっさと大連の安宿でも手配してしまえば?と私は言った。大連では安いところは一日100元以下であるのだから。

私もそうしたホテルに滞在したことがあるが、まあどうってことないホテルである。普通に使う分には不便もない。

そもそも日本人出張者というのは全く観光気分で来てる馬鹿が多く、休日になると買い物がしたいとか言い出す。かといって中国語ができるわけでも地理に詳しいわけでもないので、結局中国人スタッフを呼び出すことになる。こうした日本人の相手をしている通訳アシスタントの人たちは日頃から休日空港まで客を迎えに行きホテルにチェックインさせるといったことをしてるわけで、実際はもう日本人の相手なんてうんざりなんであるが、さらに買い物や観光までつきあわさせられるのかというと内心相当ムカついてるらしい。

中国で部屋を借りるというのは日本で部屋を借りるというのとは違うのを理解すべきだ。まず部屋の備品は使っていていきなり壊れることが少なくない。ホテルであれば苦情を言えばさっさと対応してくれるだろうし最悪別な部屋に移動させてくれるだろう。だが、部屋を借りた場合もう前払いなので大家は街がないなくだらだらとした対応をする。こんなことにほとんどの日本人は耐えられないと思うし、さらにこうした不満は結局無理やり自分でそれがいいといって借りたにもかかわらず、中国人スタッフへ尻ぬぐいをさせようとするのだから最低だ。

中国でホテル以外の場所に住むときは自己責任で、観光、買い物、風俗めぐりがしたければ自分で行けよ!というのが中国現地スタッフの本音だというのを自覚すべきだろう。

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Author:GADO TOKYO
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