ある生徒さんの悩み
泣きながら電話をされてかなり驚く。一瞬だれ?という感じだったが、元生徒さんだった。しばらく連絡もなかった人なので。日本だと泣きながら恋人でもない相手に電話するようなことはあまりないと思うが、中国では珍しくないのだろうか。
はじめ泣きじゃくっているので、とにかく落ち着かせようと猫なで声で話しているうちにようやく少し落ち着いたらしい。彼女の話はこんな内容だった。
彼女のおばさんの息子に当たる従兄弟から金の無心があったこと、この従兄弟は子供時代から素行が悪く、数年前に悪質な詐欺事件を起こして刑務所に入っていたこと、最近出所したが、金がないため親戚中に金を無心する電話をしまくってること。
まあ日本でもありそうな話だが、最悪なのはこの従兄弟の母親まで毎日しつこく彼女に電話とメールで脅迫めいたことをしてるということである。どんな脅迫かというとまず、口座番号が書いてあり、この口座にいついつまでに振り込まなかったらあんたの実家を襲撃するというような内容である。
ほとんど山賊のような親戚である。そもそも彼女にはこの従兄弟にお金を援助する理由もない。自分で詐欺をやって刑務所に入り文無しで出てきて社会復帰もままならず、今度は親戚を脅迫してるわけだ。母親と共犯で。襲撃予告までしてるのだからテロリストばりである。
私はそのメールを公安に見せて動いてもらったらどうか?と非常に日本人らしいアドバイスをしてしまった。彼女は公安がこんなもので動いてくれるわけもないし、大体、実家は今大変なことになっているので本当に苦しいと言い出した。
実家はどうなってるの?と聞くと彼女の父親が重度の糖尿病で医者からあと2年ぐらいの命であると宣告されてるとのこと。現在目が見えなくなりつつあって目の手術をするために北京にいくがその手術費用はとんでもない金額で父親はどうせ直らないからこのまますき放題の食生活をして死なせてくれと言ってるらしい。
家族からするとわらにもすがるではないが、可能性があれば助けたいというのが人情でこれは万国共通の心理だろう。で、今そっちのお金の工面もあるし、そこへこんな脅迫があったものだから彼女は死ぬほど参ってしまってるらしい。
なぜ私に電話してきたかというと私なら何か的確なアドバイスをしてくれるだろうと思ったので意見を聞きたいとのこと。
私はそういう脅迫は日本で言うたかりと一緒なので一度現金を渡したら霧がないし、まだその従兄弟は20代前半なのだから十分社会復帰できる、厳しく対応してまともな人になるまで付き合いを絶ったほうがいい、今はとにかくお父さんのほうを考えてすべて行動しなさいと言った。
すると彼女はでも場合によっては本当にこの脅迫どおり襲撃に来るかもしれないので怖いという。なので私は携帯も変えて引越ししてしまうことをお勧めした。
おかしな話である。まともに生きてるほうが夜逃げのようにしなければならないのだから。実際中国ではこういう事態になることは少なくないようで、一家全員皆殺しなんて事件もあるらしい。
これというのもやはり一人っ子政策で甘やかされた子供と子離れできずにいるどうしようもない親との組み合わせが引き起こす悲劇である。
はじめ泣きじゃくっているので、とにかく落ち着かせようと猫なで声で話しているうちにようやく少し落ち着いたらしい。彼女の話はこんな内容だった。
彼女のおばさんの息子に当たる従兄弟から金の無心があったこと、この従兄弟は子供時代から素行が悪く、数年前に悪質な詐欺事件を起こして刑務所に入っていたこと、最近出所したが、金がないため親戚中に金を無心する電話をしまくってること。
まあ日本でもありそうな話だが、最悪なのはこの従兄弟の母親まで毎日しつこく彼女に電話とメールで脅迫めいたことをしてるということである。どんな脅迫かというとまず、口座番号が書いてあり、この口座にいついつまでに振り込まなかったらあんたの実家を襲撃するというような内容である。
ほとんど山賊のような親戚である。そもそも彼女にはこの従兄弟にお金を援助する理由もない。自分で詐欺をやって刑務所に入り文無しで出てきて社会復帰もままならず、今度は親戚を脅迫してるわけだ。母親と共犯で。襲撃予告までしてるのだからテロリストばりである。
私はそのメールを公安に見せて動いてもらったらどうか?と非常に日本人らしいアドバイスをしてしまった。彼女は公安がこんなもので動いてくれるわけもないし、大体、実家は今大変なことになっているので本当に苦しいと言い出した。
実家はどうなってるの?と聞くと彼女の父親が重度の糖尿病で医者からあと2年ぐらいの命であると宣告されてるとのこと。現在目が見えなくなりつつあって目の手術をするために北京にいくがその手術費用はとんでもない金額で父親はどうせ直らないからこのまますき放題の食生活をして死なせてくれと言ってるらしい。
家族からするとわらにもすがるではないが、可能性があれば助けたいというのが人情でこれは万国共通の心理だろう。で、今そっちのお金の工面もあるし、そこへこんな脅迫があったものだから彼女は死ぬほど参ってしまってるらしい。
なぜ私に電話してきたかというと私なら何か的確なアドバイスをしてくれるだろうと思ったので意見を聞きたいとのこと。
私はそういう脅迫は日本で言うたかりと一緒なので一度現金を渡したら霧がないし、まだその従兄弟は20代前半なのだから十分社会復帰できる、厳しく対応してまともな人になるまで付き合いを絶ったほうがいい、今はとにかくお父さんのほうを考えてすべて行動しなさいと言った。
すると彼女はでも場合によっては本当にこの脅迫どおり襲撃に来るかもしれないので怖いという。なので私は携帯も変えて引越ししてしまうことをお勧めした。
おかしな話である。まともに生きてるほうが夜逃げのようにしなければならないのだから。実際中国ではこういう事態になることは少なくないようで、一家全員皆殺しなんて事件もあるらしい。
これというのもやはり一人っ子政策で甘やかされた子供と子離れできずにいるどうしようもない親との組み合わせが引き起こす悲劇である。

