写真が趣味

写真が趣味な人はカメラ王国日本であればたくさんいると思う。

しかしながら、写真を趣味にする人はいくつかのパターンにわかれる。まずは単純に写真を撮るのが好きな人だ。これは一番多いと思う。

二つ目は機材が好きな人、中古カメラ、レンズ、アクセサリーなどを短い期間にどんどん購入していく。実際に撮影することは少なくて所有してることで喜びを感じてしまう人だ。

三つ目はプロセスマニアである。フィルムであれば引き伸ばし用品にはじまり、薬品、処理方法など、デジタルであれば、現像ソフト、パソコン、プリンターにはじまり、さらにその明るい暗室とも言われる作業の中で複雑な処理を楽しみだすことである。

大雑把にこの三つがよくある傾向だと思う。もちろん、それぞれ微妙にブレンドされた人もいるだろう。写真を撮り、現像して、デジタル化してプリンターで作品を作る人もいるだろうし、レンズ描写を比較するのが目的で撮影を楽しんでる人もいるはず。

ネットではいろんな人がそれぞれの楽しみ方を披露してくれる。本人はとてもお金がかかってると思うが、そこで得た情報を惜しげもなく公開してくれるのである。

デジカメ全盛の時代でもフィルムの現像プリントに情熱を燃やしている人は多くそういう人の中には企業でも作れないのではないかと思うぐらい充実したところもある。

こんなにプロセスに詳しい人はどんな写真をとってるのだろう?と思っていたサイトがあったが、先日偶然その人のブログを見つけた。はじめは別にたいした写真も載ってないので通り過ぎそうであったが、やけにマニアックなプロセス処理をしてるコメントが目立つので良く眺めていて気づいたのであった。

正直がっかりしたが、ありがちだなともおもった。はじめはおそらく本人も良い写真を作りたいという一心でたくさんのプロセスを研究したのだろう。だが、写真を作るためのプロセスに途中から本腰が入ってしまい一番重要な写真を撮るという行為自体はおろそかになってしまったのだ。

カメラやレンズ機材もそうだが、所詮それらは写真を撮影するただの道具に過ぎない。数十年前に撮影された名作などを見ていると私はいつもカメラがどうとかレンズだとか関係ないんだよなあと思うことがある。結局一番重要なのはセンスであってセンスの良い人はどんな機材だろうが良い写真を撮る。

前に長野重一さんの話を書いたが、そのとき私は長野さんはどんな現像をしてるのかというのを質問した。D-76を一対一希釈で使ってるという。当時私はマイクロフェンとかいう薬剤を使っていた。長野さんは私に薬品処理はあまりこだわらないで、最終的にプリント作業では印画紙選択のほうが大事だよとのことだった。私はそれまでマットばかり使っていたが、その後は素直に光沢紙を使うようになった。個人的な思い込みやちょっと人とは違ったプロセス処理をすることで芸術家気分になってるようではだめだということだろう。写真作家は写真作家であって職人ではないのだから。まずは何を撮影するのかというのがもっとも重点を置くべき場所なのだろう。

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Author:GADO TOKYO
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