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月給100円サラリーマンを読んで

岩瀬彰という人の月給百円サラリーマンという本を読んでいる。非常に面白い。

月給百円というのはもちろん現在の話ではなくて戦前の話だが、この本にはサラリーマン社会というのがどのように現代のように普遍化して行ったかというのがわかって興味深い。

月給百円というのは今の価値にしていくらぐらいか?大体2000倍ぐらいすればいいようで、つまり20万円であるが、このころは年収240万円もあればかなりましなサラリーマンだったようだ。

学歴信仰というのがあって大学さえ出れば大臣になれるなんていう時代がかつては本当にあった。当時の学費は年間24万円前後。かなり安い。また、家賃も今とは比較にならない世界で、8万円も出せば都内で一戸建てが借りられたようだ。借家が広いからできることだと思うが親と同居は当たり前だったようだ。さらに2万円も出せば家政婦が雇えたようで逆に言うと家政婦と親がいなければ家事が成り立たない。

この時代は低所得者は税金など納めておらず、税金を納めるというのは高額所得者の証であってステータスだった。今は低所得者だろうが税金を納めているし、部屋も狭く親などと一緒に住むなんていうのはありえない環境だ。

税金を徴収されない代わりに今のような社会福祉制度はないに等しい状況であったが、今われわれは社会福祉など実感して生活しているだろうか。たとえば健康保険なんてものは今では年金と同時加入が原則であって年金を納めなければ健康保険には入れない。抱き合わせ販売のような状況だ。年金なんか当てにならないが、健康保険だけは一応入っておかなければという人は多いと思う。だが、そうすると年金も含めて払わなければならない。

ちなみにこの年金というのは役所に行って話せばわかるが、別に払っているからといって将来確実にもらえるとかそういう意味で払うものではない。積立金とは別なニュアンスがある。

どういうことかというと私は以前係りの人のこういわれた。年金の支払いは現時点支給されているお年寄りのためのものであって、将来は将来の子供たちが私たちが老人になったとき支えてくれるものです。と。

つまり25年払えば将来の子供たちから徴収する年金を分配してあげますよということだ。少子化が今だってひどいのに、われわれが年寄りになるころの労働人口はどのくらいになっているのか。取らぬ狸の皮の分け前を話されているみたいでなんだかとても不安になる。

いくら年金徴収額を増やしていくといっても20歳からの支払いを義務付けられていてこれが毎月3万だのって状況になったら果たして収める若者はどれほどいるのか。

私はもうすでに40歳になったが、40になると介護保険料の徴収も有る。これは収入に応じた額になるが、調布の場合最低ラインで4800円。年金、健康保険、介護保険料、住民税を払うとざっと3万強になる。住民票を日本においてある場合、これらを維持し続ける必要があるが、中国で働いていてこの金額を毎月払うのはきつい。で、私は住民票を海外にいるということで日本から外してしまった。

別に国籍が変わるわけではないので帰国すればいつでも元に戻せるが、それなりの収入の仕事があればまだしもない状態で毎月3万なんか払えるはずもない。年間36万。これだけあれば何か有意義に使える金額だ。

どんどん支給年齢が上がっていく年金、将来海外に暮らしている可能性が高いので払う意味がなさそうな介護保険このふたつは私のライフスタイルの中で要らないものだが、健康保険だけは維持したい。


昔はこれほど収入から源泉徴収される世界ではなかったようだ。たとえば私の祖父は明治生まれで97で死んだ。生きている間よく働き、壮年になったときは高額納税者になったが、健康保険料などはらったことがないし、年金だって納めていたかどうか。だが、医療は死ぬまで只だったし、戦争に行っていたので軍人恩給ももらっていた。

都内に何軒もアパートを持ち自分の工場も持っているような人だったがこういう人が完璧な社会保障を受けて、今の時代せこせこと狭い部屋で先のない仕事を毎日している若い人が将来あるんだかないんだかわからない社会保障をちらつかされて源泉徴収されているのかと思うとなんだか割の合わない世代だなという感じである。

この本は面白いので続いて読みながらまた思うことを書こう。

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